安室奈美恵 経歴・エピソード

安室奈美恵が引退を決意した理由や経緯は？長年ファンが考察する本当の理由についても

2018年9月16日に芸能界を引退し、今もなお数々の伝説が語られる、安室奈美恵さん。

安室奈美恵さんが引退を決意した理由や、長年のファンの一人として彼女の引退について感じたことをまとめてみました。

安室奈美恵の引退理由・経緯まとめ

20代後半で「引退」の文字が浮かぶ

安室奈美恵さんの頭に最初に「引退」の文字が浮かんだのは、なんと安室さんがまだ20代後半の頃だったそう。

小室プロデュースを離れ、手探りでセルフプロデュースを行う中、誰にも相談できず悩んだりもしたそうです。

しかし、安室さんは大きな会場でコンサートを行うという夢を叶えていないことから、引退を踏みとどまったそうです。

「一生続ける仕事じゃないと思った」

また、安室さんは引退についてはデビュー当時から頭にあり、「一生、続ける仕事じゃないなと思った」と思っていたそうです。

始まりがあれば終わりがあると思っており、引退の際は「絶対に大きな会場でコンサートをする」という夢を持っていたといいます。

安室さんはデビュー20周年の2012年だけでなく、25周年の2017年にも大規模なドームツアーを行いました。

2回もドームツアーを行っていることから、安室さんにとって大きな会場でコンサートをすることは大きな夢であったことが伺えますよね。

2011年頃からの声帯の不調

2011年頃から声帯の不調があったことも、安室さんが引退を決意するきっかけになったようです。

引退時（2018年）のインタビューで、7年前（2011年）から声帯を壊していたことを明かした安室奈美恵さん。

「声帯も壊してしまって、不安もあったりはしていたので」「そろそろ声帯も限界なのかな」などと語っていました。

ファンの間で「安室ちゃんが、以前のような唸るような歌い方をしなくなった」と言われるようになったのも、そのあたりの時期だった気がします。

とことんプロ意識の高い彼女だからこそ、万全なパフォーマンスができないなら引退したい、という思いに駆られたのかもしれません。

延期になったライブ公演

2011年に開催された『namie amuro LIVE STYLE 2011』の公演中、6曲目にて安室奈美恵さんはライブを中止。

このライブには筆者も参加していましたが、パフォーマンスはとてもかっこよく、会場の熱気にも包まれ、とても楽しめていました。

「もう一度チャンスをください」

しかし、途中で安室さんは退場。会場アナウンス後に安室さん本人がステージに現れ「もう一度チャンスをください」と公演延期を発表しました。

会場からは心配の声と拍手が起こり、ブーイングなども起こりませんでした。筆者もただただ「安室ちゃん、大丈夫かな？」と心配に。

調子が万全でないのに少しでもパフォーマンスを見せてくれ、さらに延期という形を取ってくれたことに感謝の気持ちがわいたのを覚えています。

当時のライブ映像（2011年）がこちら。

公演を中止した年とは思えない、圧巻のパフォーマンスが収録されています。

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「急性上気道炎」と発表

安室さんの喉の不調の原因は「急性上気道炎」だったそう。しかし、振替公演ではそれを感じさせない歌声を披露してくれました。

しかし、彼女はその頃から「万全な状態でパフォーマンスができない」もどかしさを抱えていたのかもしれません。

引退時のインタビューで、彼女は以下のように語っていました。

「いい状態の安室奈美恵」を思い出として残してほしい

「ファンの皆さんのなかに“いい状態の安室奈美恵”を思い出として残してほしいなって。ひとつのゴール地点はそこだったりしてたので」

『NHK 平成史スクープドキュメント 第4回安室奈美恵 最後の告白』より

万全な状態でないなら、続ける意味がない。そんな彼女のプロフェッショナルさをひしひしと感じさせられる発言ですよね。

年齢的に理想的なパフォーマンスができない、ファンの期待を裏切りたくないという気持ちもあったのかもしれません。

ビジュアル、ダンスパフォーマンスなど、安室さんの大きな武器がなくなりつつあるとも感じたのかもしれませんね。

そんな彼女が残してくれた数々のアルバムやライブDVD、MVは、今でも「安室ちゃん、かっこいい！」と思わせてくれるものばかり。

安室ちゃんにとっての「いい状態の安室奈美恵」、ファンにとっての「最高な安室ちゃん」を引退までに残してくれたのです。

息子さんが成人したため

もともと息子さんが成人するまでは歌手活動を続けると決めていたという、安室奈美恵さん。

安室さんが引退を決めたのは、ちょうど息子さんが成人するタイミングだったからでは、とも言われています。

安室さんの息子さんのお誕生日は1998年5月19日で、安室さんが20歳の時のお子さんです。

安室奈美恵さんの引退日は2018年9月16日で、安室さんがちょうど40歳になる年です。

そのため、安室さんは当初の予定通り、息子さんが成人した後で引退されたということになりますよね。

実際に40歳で引退されていることから、安室さんはやはりとても芯が強い方であることが伺えます。

25年間「やりきった」達成感

また、安室奈美恵さんは引退時のインタビューでこのようにも語っていました。

「いろんなことが目まぐるしく流れていった時間を濃厚に過ごして、いろんなことを勉強させてもらって。25年間をやりきったっていうのはありますね、悔いなく。デビューできたことも奇跡だったので、14歳の女の子がグループでデビューして、40歳になるまで歌に携われるなんて本当に思ってなかったので。奇跡だなって、よかったなって、頑張って本当によかったんだなって」

『NHK 平成史スクープドキュメント 第4回安室奈美恵 最後の告白』より

「25年間をやりきった」という彼女の言葉から、悔いがないほどに歌手活動をやりきった、という達成感のようなものを感じさせられました。

世間から「引き際の美学」と言われるほど潔く引退を決めたのは、彼女自身が「十分やりきった」という達成感を感じていたからかもしれません。

引退理由は「深すぎて」

25周年のタイミングで引退を発表したことに関し、安室さんは「理由はいろいろあり過ぎて、深すぎて」とも語っていました。

所属レコード会社も安室さんの引退について、「理由は本人しか分からない」と発表していました。

安室さんの近しい立場の人たちでも理解しきれないほど、安室さんの引退には深い理由があったのかもしれません。

2012年に引退を予定していた

2018年に引退した安室奈美恵さんですが、自身のデビュー20周年イヤーである2012年には、すでに引退を考えていたといいます。

当時はマネージャーさんに「ドームツアーが終わったら引退」という話もしていたそうです。

そして、安室さんは2012年の5大ドームツアーを達成した際、「すべてをやり尽くした。燃え尽きていた」と引退を決意したそう。

安室さんにとって長年の夢であったドームツアーを達成したことで、引退の文字が自然と浮かんだのかもしれません。

デビュー20周年記念の沖縄公演が中止に

安室さんはデビュー20周年記念日の2012年9月16日に、地元・沖縄でライブ公演を予定していましたが、台風の影響でその公演は中止に。

安室さんはそのライブをもって引退を考えていたようですが、公演が中止になったため、引退の時期も2018年に延期されることとなりました。

2012年に引退できなかったことから、引退時期を25周年の年に定め、それまでの5年間をどう過ごすか考えたそうです。

引退の時期が延びたことは、結果として安室さんが「悔いなくやりきった」と引退の意思を貫くことができた理由の1つかもしれません。

「ファンへの恩返し」の6年

2012年の引退は叶わず、結果的にその6年後の2018年の引退となった安室奈美恵さん。

2012年の時点では、彼女の「引退したい」という気持ちがファンに語られることはありませんでした。

実は彼女はその頃から「ファンへの恩返し」という気持ちでファンが喜ぶ音楽を届けるべく、楽曲リリースやライブを行うようになったそう。

2016年にはファンへ感謝を伝えるため、自身最大の40都市100公演にも及ぶ全国ツアーにも望んでいました。

引退までの6年間で、彼女はファンへの恩返し、そして歌って踊るという自分の大好きなことに対する折り合いを徐々につけていったのでしょう。

安室さんファンの多くは復帰を熱烈に望む声よりも「安室ちゃんがどこかで元気にしてくれたらいいな」という声が多い印象です。

それはきっと、安室さんが引退までに充分すぎるほどにファンを楽しませてくれたからかもしれません。

引退は「一つの通過点」

 

引退時期について「歌を歌う自分にピリオドを打つにはすごくいい節目の年じゃないかと思いました」と明かしていた安室さん。

安室さんは引退についてネガティブなイメージは持っておらず、「一つの通過点」だと考えていたようです。

引退時のインタビューでは「この先の人生の方が長いので」と語り、新たに情熱を注げるものを見つけたいと語っていました。

安室さんは引退後も「次のスタートがある」と語っており、引退後の人生も楽しみにされていることが伝わってきますよね。

安室奈美恵の引退について思うこと

安室奈美恵の口から語られたことがすべて

安室さんの引退については、「息子さんの将来のため」、「事務所間でのトラブル」など、さまざまな憶測が飛び交いました。

しかし、ファンからすれば、安室奈美恵さん本人の口から語られたことがすべて。そのほかはあくまで憶測に過ぎません。

彼女の口から語られた引退理由は、「声帯の不調」と「悔いなくやり切った」という達成感。

アスリートのように走り抜けた彼女のプロフェッショナルさが、「引き際の美学」と言われるほど潔い引退の決断へとつながったのでしょう。

「最高の安室奈美恵」でいてくれたことへの感謝

安室さんを長年応援してきた一ファンとしてまず感じるのは、彼女が常に「最高の安室奈美恵」でいてくれたことへの感謝です。

私たちはきっと、安室奈美恵が「安室奈美恵」でない時をいまだかつて知りません。

安室奈美恵が歌えない、踊れない。そんな状態を見たこともなければ、想像したこともない。

鍛え上げられた抜群のスタイルで、口パク一つせず歌って踊り、2時間のライブをこなす。それがいつだってアーティスト・安室奈美恵の姿でした。

「まだまだやれるのに、どうして引退してしまうの？」と、ファンだけでなく多くの人たちが感じたことでしょう。

しかし、もともと安室さんは、20代後半の時すでに「引退」の文字が浮かんでいたそうです。

それほど早い時期から引退を考えていたことも、安室さんのストイックさゆえなのかもしれません。

「安室ちゃん、本当にありがとう」

「ファンの皆さんのなかに“いい状態の安室奈美恵”を思い出として残してほしい」という彼女の言葉を聞いた時は、ハッとしました。

なぜならそれは、その”いい状態の安室奈美恵”というのをいつからか当たり前と感じていた自分がいたことに気づかされたからです。

「安室奈美恵は、いつだって超かっこいい」。それが彼女の並々ならぬ努力によって成り立っていたことを忘れかけていました。

だからこそ今改めて、「安室ちゃん、25年間本当にありがとう」と心から言いたいです。

復帰について一ファンとして思うこと

世間では「安室奈美恵の復帰はあるか？」などと報道されていますが、一ファンとしては「安室ちゃんが楽しく過ごしていてくれたらそれでいい」と感じます。

テレビやライブで彼女を見た時の感動は今でも鮮明に思い出せるし、ライブDVDやMVを見ればそこには今でも「最高にかっこいい安室奈美恵」がいます。

それは何より、デビューしてから25年間ずっとアーティストとしての自分を追求し、「最高の安室奈美恵」であり続けてくれた彼女のプロフェッショナルさのおかげ。

安室さんファンの多くが彼女の引退を受け入れ、エールを送ることができたのは、きっと彼女がファンに対して十分すぎるほど「やりきって」くれたからかもしれません。

25年間の集大成・圧巻の引退ライブ

安室奈美恵さんの25年間の集大成ともいえる、圧巻の引退ライブの映像がこちら。

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今まで何度も彼女のライブに足を運んできましたが、引退ライブということを除いても、歴代最高レベルの演出でした。

普段ほとんど涙を見せない彼女の、涙ながらのMCにも思わずもらい泣き。ぜひ一度ご覧になってみてください。

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安室奈美恵のプロフィール

名前：安室奈美恵（あむろなみえ）
生年月日：1977年9月20日
年齢：46歳
血液型：O型
出身地：沖縄県那覇市
身長：158cm
体重：40㎏
スリーサイズ：Ｂ75-Ｗ58-Ｈ84
職業：歌手、ダンサー
事務所：stella 88

1992年9月にスーパーモンキーズのメンバーとして東芝EMIよりメジャーデビュー。

1995年にavex traxよりソロデビューし、2018年9月をもって芸能界を引退した。

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