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安室奈美恵の小室哲哉プロデュースはいつからいつまで?2人の関係や決別と再会の理由も

1992年9月にデビューし、2018年9月に芸能界を引退した安室奈美恵さん。

デビューから引退まで第一線を走り続けた安室さんですが、その影には彼女を長く支えたプロデューサーの存在がありました。

今回は、安室奈美恵さんと彼女を長年手がけたプロデューサー、小室哲哉さんとの関係などについてまとめました。

安室奈美恵と小室哲哉の出会いは?

1993年 CMで小室哲哉が安室奈美恵を知る

小室哲哉さんが安室奈美恵さんを知ったのは、安室さんがまだ「SUPER MONKEY'S」のメンバーだった時。

小室さんは1993年頃のロッテ「マスカットガム」のCMで安室さんを目にしたそうです

当時はまだ沖縄アクターズスクールの選抜ダンスユニットという括りだった「SUPER MONKEY’S」。

CMでは「愛してマスカット」という曲に合わせてメンバーがダンスを披露し、安室さんはセンターを務めていました。

当時まだ知名度がなかった安室さんに目をつけた小室さんは、さすがですよね。

なぜプロデュースすることになったのか?

TRFの楽曲を完璧に歌い踊る姿に驚く

1994年8月から、音楽番組「夜も一生けんめい。」に準レギュラーとして出演していた安室さん。

1995年4月から「THE 夜もヒッパレ」という番組のレギュラーになりました。

小室さんは、安室さんが「THE 夜もヒッパレ」でTRFの楽曲を踊りながら完璧に歌いこなす姿に驚いたそう

その圧倒的な歌唱力とダンススキルに惹かれ、後に彼女をプロデュースすることとなるのです。

「TRFの18歳バージョン」をイメージ

安室さんをプロデュースする際、小室さんは安室さんに対し「TRFの18歳バージョン」というイメージを持っていたそう

「TRF」のプロデュースでミリオンを連発していた小室さんは、安室さんのプロデュースでも成功イメージを掴んでいたようです。

TRFはボーカルとダンスそれぞれにメンバーがいますが、安室さんは1人でこなしてしまうのが凄すぎますよね。

小室哲哉が安室奈美恵をプロデュースしていた時期は?

小室さんが安室さんをプロデュースし始めたのは、avexの松浦氏プロデュースの「TRY ME~私を信じて~」がヒットした後。

この楽曲をリリースした時はまだ「安室奈美恵with SUPER MONKEY'S」という、グループ名義だった安室さん。

「安室奈美恵」というソロ名義になるタイミングで、小室哲哉さんがプロデュースを手掛けることになったのです

1995年 小室哲哉プロデュースが開始

安室さんが小室プロデュース楽曲を初披露したのは、1995年8月19日・26日開催の『avex dance Matrix '95 TK DANCE CAMP』

伝説のライブとも言われた同イベントで、安室さんは小室プロデュース第一弾シングル「Body Feels EXIT」を披露しました。

小室プロデュース開始にあたり、安室さんは恐怖やプレッシャーも感じたそう。

「私は小室さんの楽曲でどう進めばいいのか」と、がむしゃらだったといいます。

楽曲がブレイクし、スターダムを駆け上がる

小室さんが安室さんを本格的にプロデュースし始めると同時に、安室さんはエイベックスに移籍。

1995年10月には、小室さんプロデュース開始後、第1弾のシングル『Body Feels EXIT』をリリースしました

売上は80万枚で、オリコンチャートで3位を記録。好調のスタートとなりました。

そして、そのわずか1ヶ月後にリリースした『Chase the Chance』で初の1位を獲得。ミリオンセラーを突破します

小室哲哉さんと安室奈美恵さんのタッグにより、瞬く間に安室さんはスターダムを駆け上がっていったのです。

1996年 ブラックミュージック路線で大ヒット

初期はダンスミュージックでヒットを連発した安室さんですが、徐々にルーツミュージックの色も出し始めます。

安室さんが憧れていたジャネット・ジャクソンのような、ブラックミュージック、R&Bを追求し始めたのです。

「R&Bをがっつり取り入れた曲をやりたい」

安室さんは1995年末頃に、小室哲哉さんに「R&Bをがっつり取り入れた曲をやりたい」と相談したそう。

そして翌年、ブラックミュージックを取り入れたアルバム『SWEET 19 BLUES』が、トリプルミリオンを記録しました

レコード移籍後、第一弾のアルバムでルーツミュージックで攻めるというのは、さすがですよね。

当時マイナーだったジャンルでメガヒットを飛ばしてしまう、安室さんと小室さんの実力は凄すぎます。

海外で流行していたものの、日本でメジャーではなかったR&Bを日本に持ち込んだのは、安室さんの功績の1つと言われています。

1997年『CAN YOU CELEBRATE?』が大ヒット

1997年2月には、安室さん史上最大のヒット曲となる『CAN YOU CELEBRATE?』をリリース。

『CAN YOU CELEBRATE?』は安室さんだけでなく、小室さん史上でも最大のヒット曲となりました。

お互いの歴代最大のヒットが出るほど、安室さんと小室さんのタッグは相性抜群だったといえるでしょう

小室哲哉さんにとって『CAN YOU CELEBRATE?』は自信作でもあったそう。

安室さんに出来上がったデモを披露した際は、「いい曲でしょ」と言ったそうです。

月9ドラマのタイアップに抜擢

また、同楽曲はフジテレビ系月9ドラマ『バージンロード』の主題歌にも抜擢。オープニングには安室さんと小室さんが出演しました。

当時、月9ドラマは視聴率も影響力も絶大でしたから、そのプロモーション力も計り知れないものだったことでしょう

楽曲リリース後に結婚を発表

安室奈美恵さんは『CAN YOU CELEBRATE?』がリリースされた直後の10月に、結婚を発表しました

安室さんの結婚に対し、小室さんは「本当にセレブレート(祝福)することになるとは」と驚いたそうです。

小室さんは安室さんが結婚を知らなかったものの、安室さんの幸せな空気感はなんとなく感じ取っていたのでしょうか。

多感な10代の頃からタッグを組んでいたこともあり、安室さんの心境の変化にも敏感だったのかもしれません。

小室哲哉が語った「謝りたいこと」とは?

小室哲哉さんは、安室奈美恵さんにもし会えたら「あの時はごめんね、と謝りたいことがある」と語っていました。

それは、1997年リリースのアルバム『Concentration 20』の収録曲で、音楽性の面でかなり攻めてしまったこと

大ヒット曲「CAN YOU CELEBRATE」が入っていたため「いいよね」という気持ちだったそうです。

全盛期でも売れ線より自分のやりたい音楽を追求する小室さんは、生粋の音楽家という感じがしますよね。

2001年 小室プロデュースを離れる

2001年1月24日発売の両A面シングル「think of me / no more tears」をもって、安室さんは小室プロデュースを離れました

そして2001年8月8日発売の「Say the word」が、安室奈美恵さんのセルフプロデュース第一弾のシングルとなりました。

小室プロデュースを離れた理由は?

音楽性の変化

安室奈美恵さんが小室哲哉プロデュースを離れた理由は、「自分の歌いたい曲をやりたい」という理由からだったそうです

決して「不仲」や「決別」などではなく、あくまで音楽性の変化が理由だったようですね。

セルフプロデュースの道へ

小室さんとのタッグを解消してからは、自分で進むべきレールをどう敷けばいいのかわからず、手探りの日々だったという安室さん。

楽曲選びから何から自分でやらなければならず、戸惑うことも多かったといいます。

しかし、安室さんはその後もセルフプロデュースの道を進み、新たなクリエイターとの出会いや様々なアーティストともコラボを重ねていきます

2008年から2011年は小室楽曲を封印

2008年から2011年までのライブツアーでは、小室プロデュース時代の楽曲はセットリストに入れていなかった安室さん

これは安室さんにとっても新たなチャレンジだったそうで、このことについては2008年のライブインタビューでも語っていました。

そんな安室さんは、自身の20周年イヤーである2012年に、再び小室さんプロデュース時代の楽曲を解禁しました。

安室奈美恵と小室哲哉の関係は?

恋愛関係ではなかった

安室奈美恵さんと小室哲哉さんの関係について気になる方も多いかもしれません。

華原朋美さんやglobeのKEIKOさんなど、自身がプロデュースを手掛ける女性アーティストとの熱愛も多かった小室さん。

しかし、安室奈美恵さんとの関係はあくまでプロデューサーとアーティストで、熱愛ではありませんでした

それどころか、小室さんは安室さんとSAMさんの結婚も知らず、発表時は驚いたそうです。

安室さんと小室さんは普段の会話も音楽がメインで、恋愛の話すらあまりしなかったのかもしれません。

お互いに対する強い信頼関係

安室奈美恵の実力に対する信頼感

安室奈美恵さんと小室哲哉さんは、ミュージシャンとして、お互いに圧倒的な信頼感を持っていたと考えられます

小室さんは、自身が手がける安室さんのファーストアルバムから、安室さんの意志を尊重していました。

安室さんが「ブラックミュージックを歌いたい」と言えば、それを尊重する。

それは、「安室ちゃんの実力なら、歌いこなしてくれる」という小室さんからの信頼があったためかもしれません。

セカンドアルバム『Concentraion 20』で音楽面で攻められたのも、安室さんなら売上が見込めるという信頼感からかもしれません。

小室哲哉のプロデュースに対する信頼感

一方、安室奈美恵さんも、小室さんのプロデュース力に絶大な信頼を寄せていたことでしょう。

小室プロデュースを離れた後も、引退ライブでも、小室プロデュース時代の楽曲を歌っていた安室さん。

自身をスターダムに押し上げてくれた小室さんのプロデュース力に対する信頼感と、感謝の気持ちがあったからかもしれません。

小室哲哉に再び救われる?

小室プロデュースを離れてからは、あれこれ悩むことも多かったという安室奈美恵さん。

セルフプロデュースになってしばらくしてから、再び小室さんの言葉に救われたといいます。

MCなしのライブスタイルにエール

安室奈美恵さんは、セルフプロデュースに移行後しばらくしてから、ライブのMCをほとんどしなくなりました。

そういった独自のスタイルを追求する中、かつてのプロデューサー、小室哲哉氏に背中を押されたといいます。

安室さんが小室さんに久しぶりに再会し、楽屋で挨拶をした際「すごいね。がんばってるね」と声をかけてくれたそう

「奈美恵ちゃんは今の奈美恵ちゃんのままで、君にしかできないことを」とさりげなく伝えてくれたそうです。

安室さんはその言葉がとても嬉しく「これで間違ってないかもしれない」と勇気が湧いてきたそうです。

恩師とも言えるほど信頼を寄せる小室さんからそのような言葉をもらい、安室さんはとても心強かったでしょうね。

引退前に新曲を提供

そんな安室奈美恵さんと小室哲哉さんは、安室さんの引退前のアルバム『Finally』で再びタッグを組みました。

小室哲哉さんが16年ぶりに、安室奈美恵さんに『How do you feel now?』という新曲を提供したのです

また、安室さんは自身のラストコンサートの一番最後の楽曲に、この『How do you feel now?』を選曲。

小室哲哉さんが手がけた新曲をラストに持ってきたのは、安室さんの小室さんへの感謝の気持ちも含まれていたかもしれません。

『Finally』では、『How do you feel now?』のほか、安室さんが歌い直した小室プロデュース時代の楽曲も聴くことができます。

小室哲哉が安室奈美恵の引退時にコメント

小室哲哉さんは、安室奈美恵さんの引退の際に、以下のようなツイートをしていました。

「正直、仕事で何とも言えない寂しさを感じるのは初めてです」

小室哲哉さん公式Twitterより引用

長年芸能界で活躍してきた小室哲哉さんが「初めて」というほど寂しさを感じたというのですから、なんだかグッときますよね。

まとめ

今回は、安室奈美恵さんの小室哲哉プロデュース時代や、お2人の関係についてまとめました。

長年タッグを組んできた2人が恋愛関係にならなかったのは、音楽人としてのお互いのリスペクトが強かったためかもしれません。

「How do you feel now?」のPVでお2人が再会するシーンは、まるで生徒が母校を訪れ恩師と再会するときのよう。

芸能界にありがちなプロデューサーと歌手の恋愛ではなく、純粋に音楽が好きな人同士のリスペクトが感じられました。

安室奈美恵のプロフィール

名前:安室奈美恵(あむろなみえ)
生年月日:1977年9月20日
年齢:45歳
血液型:O型
出身地:沖縄県那覇市
身長:158cm
体重:40㎏
スリーサイズ:B75-W58-H84
職業:歌手、ダンサー
事務所:stella 88

1992年9月にスーパーモンキーズのメンバーとして東芝EMIよりメジャーデビュー。

1995年にavex traxよりソロデビューし、2018年9月をもって芸能界を引退した。

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